このごろ、ウメやサクラの木の下にこのようなものがたくさん落ちています。
開花に先立ち萼(がく)を散らす散萼という現象がサクラなどにもあるのだろう
と思っていました。
ところが、ある時サクラの樹の下にいると、
ポツッ、ポツッと豆のような物が頭の上から降ってくるのです。
見上げてみると、大型のインコ。
野生化して話題になっているワカケホンセイインコのようです。
もしかして糞?
いや、よく観察してみると、
大きなくちばしで器用に花芽をくわえては下に落としているのです。
食べているのではありません、落としているのです!
インターネットで調べてみると
サクラの花を食べるワカケホンセイインコの記事が出ていました。
ヒヨドリのような細長いくちばしを持たないワカケホンセイインコは、
花の蜜を得るため花ごともぎとっているのだ、というような内容でした。
なるほどと思いましたが、うちの場合は花ではなく花芽、
花が咲く前にこんなに花芽を取られてしまって、肝心の花はどうなるのだろう、
と心配になりました。
ところで、通用門をはいったところのスイセン。
もう花のピークは過ぎましたが、
ヒガンバナと隣り合わせに植えられていることにお気づきでしょうか。
同じヒガンバナ科で春に咲くスイセンと秋に咲くヒガンバナを隣り合わせで観察できる場所、いかにも学校園らしくて気に入っています。